近年の医療機器の発展は目覚ましく、医療機器なしに現代医療は成り立たちません。これは医療機器の安全性・信頼性が医療の質を左右するばかりでなく、患者の生命に直接影響を与えるということです。この様な現実は1970年代から世界的に問題となり、対策がとられてきました。しかし、各国の地理的・経済的な背景もあり医療の現場では主に医療機器の点検・修理に重点が置かれたため、医療機器を操作・管理するような職種の国家資格化は困難でした。
我が国では点検とともに機械の操作が安全性の確保に最も重要であるとの認識から、世界に先駆けて生命維持管理装置の操作及び管理を職とする国家資格が設けられました。これまで多数の医療職の国家資格が作られてきましたが、工学を標榜した臨床における国家資格は初めてのことでした。それは、これまでの医療職の教育に工学的な内容がほとんどないため現代の高度な医療機器を操作・管理する事が困難と考えられていたからです。
臨床工学とは医療の現場におけるすべての工学を意味し、生命維持管理装置にとどまらない多種の医療機器・設備を管理し、機械の評価、教育などを含めた総合的な技術、学問です。医療機器がさらに高度化し、多数導入されることになる医療現場において、これらを深く理解した上で有効に使用・管理することが臨床工学の責務となります。
本校では、若く向上心が溢れる皆さんが臨床工学を学ぶことで自らを高め、医療現場、広くは社会全般で幅広く活躍できることをバックアップしていきます。
上智大学名誉教授
日本エム・イー学会 元会長
高度・先進化する医療機器をリアルタイムにサポート。
エキスパートによる少人数制教育で、即戦力の臨床工学技士を育成します。
本校は1学年27人による徹底した少人数制教育を取り入れ、他校に見られないきめ細かな指導を行っています。学生のみなさんは、講義内容についてばかりでなく、普段の学生生活や将来の進路についても、親密に講師とコミュニケーションをとることができます。
講義は、医学・工学両分野で活躍する最高の講師陣が皆さんの指導にあたります。工学分野からは、大学の第一線で医用工学の研究にも携わっておられる先生方を講師として招いています。
また、医学分野からは、大学病院をはじめ、その他の病院に勤務する現役医師や、医学部において多くの医学生の教育に携わられた経験豊富な医師を講師として招いています。
また、臨床工学技士の業務の中心となる医療機器の操作を学ぶ実習では、臨床で長年活躍をしているベテラン臨床工学技士の指導を受け、将来の即戦力となるべく力を養っていきます。
臨床実習の現場も第一線の病院、医療センターと提携していますので、最新の医療を間近で体験する事ができます。
本校は、入学者の経済的負担を少しでも軽減するために、出来る限り学費・寮費を低く抑えております。
また、東京都育英会/独立行政法人 日本学生支援機構の奨学金を取り扱っています。
学業に集中できる快適な学生寮を完備しています。
全室個室でプライベートタイムも充実。地方から上京の場合も安心です。
指定校推薦、一般入試、AO入試の中から受験方法を選択することが出来ます。
AO入試は6月からエントリー開始。AO入試は定員に達し次第終了となりますので早めにオープンキャンパスにご参加ください。
高校生だけでなく、社会人の方も一般入試・AO入試は受験することが出来ます。
※尚、AO入試で合格した方には4月からの授業にスムーズについていかれるように、入学までに課題があります。課題の詳細はオープンキャンパスの時にご説明します。
・JR京浜東北線:大井町駅より徒歩5分
・東急大井町線/りんかい線:大井町駅より徒歩6分
・京浜急行線:鮫洲駅より徒歩5分