臨床工学科のココがポイント

臨床工学とは

生命を守る、医療現場における総合的な技術・学問。

近年の医療機器の発展は目覚ましく、医療機器なしに現代医療は成り立たちません。これは医療機器の安全性・信頼性が医療の質を左右するばかりでなく、患者の生命に直接影響を与えるということです。この様な現実は1970年代から世界的に問題となり、対策がとられてきました。しかし、各国の地理的・経済的な背景もあり医療の現場では主に医療機器の点検・修理に重点が置かれたため、医療機器を操作・管理するような職種の国家資格化は困難でした。

我が国では点検とともに機械の操作が安全性の確保に最も重要であるとの認識から、世界に先駆けて生命維持管理装置の操作及び管理を職とする国家資格が設けられました。これまで多数の医療職の国家資格が作られてきましたが、工学を標榜した臨床における国家資格は初めてのことでした。
それは、これまでの医療職の教育に工学的な内容がほとんどないため現代の高度な医療機器を操作・管理する事が困難と考えられていたからです。

臨床工学とは医療の現場におけるすべての工学を意味し、生命維持管理装置にとどまらない多種の医療機器・設備を管理し、機械の評価、教育などを含めた総合的な技術、学問です。
医療機器がさらに高度化し、多数導入されることになる医療現場において、これらを深く理解した上で有効に使用・管理することが臨床工学の責務となります。

本校では、若く向上心が溢れる皆さんが臨床工学を学ぶことで自らを高め、医療現場、広くは社会全般で幅広く活躍できることをバックアップしていきます。

上智大学名誉教授
日本エム・イー学会 元会長
金井 寛

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